njphotosのブログ

写真、動画撮影に関するあれこれ

デジタル一眼、動画撮影、29分の壁を突破できました!

銀座にある、
ソニーサービスとニコンサービスに
順番に行ってきました。



目的は、
デジタル「一眼レフ」カメラで
動画撮影をすると、最大29分59秒で、勝手に撮影が打ち切られてしまう、という、その打開策の相談です。


そもそもなぜそんな制限が課されているかというと、
EU圏に輸出する際、「デジタルビデオカメラ」と扱われてしまうと、関税が高くなってしまう。


そして、30分以上連続で動画撮影ができてしまうと、「デジタルビデオカメラ」と扱われてしまう、と。


そんな事情は、わたしには知らんことです。


日本人はお人好しだから、
そんなよくわからない事情でも黙っておさめてくれるのかもしれないが、
私はお人好しではなく、辛辣で、痛烈なので、
なんなら多少威圧しようか(場合によっては)くらいのノリで、それぞれのメーカーのサービスセンターにのぞみました。


わたしはSONY α7シリーズとNikon D5、D810を使ってきましたが、
これらのすべてのカメラに言えるのは、動画撮影をすると、30分弱で、自動的に、一度、撮影をやめる、ということ。
セミナーの動画撮影をすることが多い私にとっては、かなりタチの悪い制限であり、この制限のおかげで、動画専用の機材、
つまり「デジタルビデオカメラ」を用意しなければならなくなってしまいます。


これは、当日の運用、持ち運びの面でも、設備投資の面でも二重の負担となるのです。


だから、SONY、NIKONのサービスにわざわざ足を運んで、何なら、ドスでもきかせようかくらいのノリなのです。


まずは、銀座、SONYサービス。
銀座の角の一等地。1階のショールームでは、NISSANの近未来を思わせるスゴイ車が展示されていました。
そのビルをエスカレーターで、5階か6階まで上がります。
話しがわかりそうな人でないとかえって面倒なので、わたしはSONYのプロ登録はしていないのですが、
いきなりドアを開けてプロサービスに入り、相談を始めました。


担当者曰く、
「物理的に29分の制限をなくすことはできなくはありませんが、これまで対応したことはありません」
私、
「では、わたしのこの悩みは、どうしたらいいのですか?」


担当者
「それは、カメラ本体で記録するのではなく、こちらに展示しているような外部機器に記録する形をとっていただければ、SSDの空き容量のゆるすかぎり、ずっと撮影を続けていただくことができます」



「まじっすか!それはすばらしい。感動しました。全面解決です。ありがとうございます!」


そうして、わたしは、近日中にSONYのプロサービスに登録申請することを対応してくれた方に約束して、
SONYサービスをあとにしました。


そして、その次、NIKONサービス。


もう問題は解決しているので、NIKONに出向く必要はないと言えばないのですが、
ここは世界最高のカメラメーカー、NIKONのお手並み拝見ということで、
NIKONサービスでも同じ疑問をぶつけてみました。


担当者
「動画連続撮影、29分の制限は外すことはできません。申し訳ありません」



「購入前のパンフには、そんな制限は一切かかれていないし、購入後の取説にさらっとひとこと書かれているだけなんて不誠実極まりない。
だからすべて返品させてくれよ」
担当者
「それも承りかねます。申し訳ありません」


以上。おしまい。「できません。すみません。おわり」



「29分以上、続けて動画を撮影したい。D5で。この打開策をお持ちではないですか?」
担当者
「できません。申し訳ありません。」


これがSONYとNIKONのちがいです。明確に出ました。
世界のNIKONにがっかりですね。


わたしはNIKONサービスを試しました。


わたしは単なるクレーマーではないので、さいごに
NIKONの窓口の方に「解答」をお伝えして帰ってきました。



「あなた方は不勉強ですね。勉強不足です。SONYサービスでは、わたしの要望に対して、解決策を示してくれました。
そしてそれはNIKON D5であっても、動画連続撮影29分の制限を超えることができることを教えてくれました。
カメラ本体から、HDMIで、ATOMOSやBLACKMAGICのモニターSSDにつないで、そこに直接録画する方式を
撮れば、29分の制限はかからない、とのことです。
世界最高のカメラメーカーという自覚をもっとお持ちになって、もっと学んでいただきたいものです。」